時事談義・イラスト・ミニアニメetc.


by eisakutyan
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中井広恵女流六段へのエール♪

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 私は自慢じゃありませんが、中井広恵女流六段の娘時代を知っている。笑。というか、勝手に遠目から「ああ、あれが中井さんだな」と思っただけのことである。彼女はNHKの将棋番組に小学生の頃からしばしば出ていらしたから、お顔はよく存知あげていた。実際にお見掛けしたのは二、三回かな。今から20年くらい前になるが、私は中野駅北口のサンプラザで仲間数人と(←てかお師匠さん一人と弟子二人の置き碁二面打ちで)不定期的に『碁会』を催していたのだ。師匠は自称「定石初段・喧嘩二段」だったが、実力はもっとあったことを私は碁会所で現認している。私が自称五級で、友人は八級くらいだった。何故『中野サンプラザ』かというと、7Fだったか、図書館と上下して席料格安(50円か百円くらいだった)のフリースペースがあったからである。そこでは読書や勉強も出来たが将棋盤・駒も碁盤・碁石も用意されていて、私たちは備え付けのものを利用していたのだけれど、そこへ盤も駒も対局時計も持参で来ている若者の集団があったのである。総勢十人もいなかったように思うが、彼らの対局姿勢や手つきを見ただけで、彼らが奨励会の連中であることは一目瞭然だった。奨励会というのはプロになるための登竜門・養成所であって、男子の場合ここの三段リーグで好成績を上げないと四段(即ちプロ)にはなれないのである。彼ら奨励会有志の中で紅一点が中井さんだった。彼女は今六段だけれど、これは女流だけのシステムで六段になったのであって、男子に混じって三段リーグから四段に昇段したわけではない。今日はその中井さんがリーダーとなって、一部の女流棋士らが将棋連盟を飛び出したという話をかいつまんで辿ってみます。w

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  女流棋士会が分裂 独立派、新法人設立を表明
2007年4月3日 東京新聞朝刊

 日本将棋連盟(米長邦雄会長)からの独立を目指す女流棋士による新法人設立委員会(委員長=中井広恵女流六段)は二日、「新法人を設立し、責任を持って将棋文化の普及と発展に努める」との声明を発表し、あらためて連盟からの独立方針を打ち出した。残留を表明している女流棋士との溝は埋まらず、女流棋士会の分裂は決定的になった。

 将棋連盟理事会は三月三十日、女流棋士五十五人に「残留か移籍(独立)か」の意思確認の結果、残留派が三十六人、独立派が十七人、無回答が二人と公表した。この回答を受け、独立派は全員参加での新法人設立は難しいと判断した。一方、残留派は二日付で連盟との連携などの窓口として暫定事務局(事務局長=谷川治恵女流四段)を設置した。

 女流棋士は一九七四年に誕生。男性棋士とは待遇面などで格差があり、自立の道を求め、昨年十二月に開いた女流棋士会の臨時総会で独立方針を賛成多数で決めた。

 ところが二月に入り、独立支援を約束していた連盟理事会が態度を変え、それに伴い残留希望の女流棋士が急増。独立を推進してきた女流トップの矢内理絵子女流名人が三月、設立準備委員を辞任し、足並みの乱れが顕著になっていた。

 今後、タイトル戦などは連盟主導で運営される見込みで、独立派は対局権利、資金源など厳しい局面に立たされそうだ。

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 2007.03.13 Tuesday【将棋】女流棋士独立問題における米長会長の発言
 (by author : 990)

 議論を呼びそうである。
 2006年3月8日の米長会長の発言のことである。
 以下、石橋女流四段のブログより抜粋する。
 米長会長との会談内容を藤森女流棋士会会長へ報告した書面である。

 将棋連盟応接室にて。米長邦雄将棋連盟会長・中井広恵・石橋幸緒

・そして今後、女流棋戦を増やすことはないとの事。自分達でスポンサーを探しなさい。
・連盟としてはあくまで、奨励会三段を抜けた者、及びそれに準ずる編入試験等をクリアした者以外、正会員として認めることはない。今後、女流棋士の立場向上はない。
・女流棋士現役47名(当時)は今後3つの選択肢を選んだほうがいいのではないか。
 (1)対局をして勝って稼ぐ人。
 (2)普及に専念して、対局はせずに稽古などで生計を立てる人。
 (3)他の職業を見つけ、女流棋士をやめる。もしくは肩書きだけを持っておく人。
 以上を各人どうするのかを打診してくれ。

・地方棋士は対局料より交通費の方が高いのだから、勝てる自信のある人だけで自費で対局に来たほうがよい。
・今後一切の不平、不満、苦情、要望は受け付ける気はないから言うな。
・だから上記に基づいて女流棋士会は解散せよ。及び女流棋士室の撤退を連盟から要求する。
・連盟職員に手合を付けるか、普及の仕事以外の女流棋士会に携わる仕事はさせない。(親睦会や積立金の帳簿など)
・根本的に女流棋士には普及活動だけしてほしい。(トップ10くらいは仕方ないから将棋させば?というニュアンス)
・まぁ、男性棋界だって食べられなくなってきているので、これ以上女流棋士に関わることはイヤ!
・記録係は付けたければ勝手に付ければいい。棋譜の二次使用は可。
・結論からすると女流棋士は独立しなさい。その際、今の普及の仕事と契約スポンサーは渡してあげるから(経費2割は連盟で引いてから) 
 まぁでも現状じゃあ独立は無理でしょう。

 以上、全て米長会長が直々に話した内容をそのまま書きました。
つきましては2006年4月14日(金)に臨時総会を開いて頂けば、米長会長が公の発言として話をしに来て頂ける約束をしました。

<2006年3月8日 21時31分 藤森奈津子女流棋士会会長へ報告したFAX文面> 

 石橋女流四段にとって、今回のこの公表は苦渋の決断であっただろう。
これにより、彼女の立場が苦しくなることが想定されるからである。
しかし、彼女の勇気ある行動を讃えたい。
女流棋士の置かれている現状を少しでも改善したいという気概が感じられて良い。

 石橋女流四段を、そして女流棋士会を応援したい。

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 *以上は『TOEIC990点を目指す』さん(07/03/13)から引っぱって来た日記だから、ほぼ一年前の記事を孫引き引用したことになる。

 石橋幸緒女流四段のサイト『ごきげん・DE・ブログ』へ行って見たが、まだ「原文」は見つからないのである。
 代わりに?07/02/24付『女流棋士独立へ向けて』(『即席の足跡』)という記事を見つけた。この人は「アンチ米長」のようだな。w

 *女流棋士新法人設立準備会ブログへ行くとこの間の詳しい経緯を辿ることが出来る。

 *将棋連盟残留派には『女流棋士会公式ホームページ』というHPがあるが、これは分裂以前の状態を保持して様子見をしているような感じである。
 割って出た1/3程の分離・独立派に対して「うまく行かなかったらいつでも戻って来ていいのよ♪」と門戸を開けているということだろうか。
 「除名」などという荒っぽい手段は今とっていないようである。

 『さわやか日記』が将棋連盟・米長会長のブログであるが、この問題をどこで詳述しているのか私はまだわからない。「公式声明等で充分」というスタンスかも知れない。

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 *将棋連盟というのは棋士の集団であって、囲碁の『日本棋院』のように早くから企業経営の才に長けた専門家を外部から招聘するなどということはせず、何から何まで将棋指しだけの知恵と人材で連盟を運営して来た。丸田九段や大山名人のように、将棋も強いが数字にも滅茶苦茶強い人が会長を長らく勤めていたことも関係しているのだろうか、「自分たちだけで全部出来るんだ」という自負があったのだ。が、これは一長一短だろう。

 あるいは「囲碁界はさばけていて、将棋界は泥臭い」という言い方も可能なのかも知れないが、どちらかに甲乙を付けるという問題ではない。
 ただ彼らは基本的には青春の一時期将棋が抜群に強かったというだけの『一言居士』の集まりであって、言ってみれば将棋連盟は『職人ギルド』的色彩の強い、今時珍しい団体であると私は思う。
 阪田三吉も升田九段もそうだったが、彼らはいずれも強烈な個性の持ち主ばかりで奇人変人も多いのである。w

 そういう彼ら『一言居士』たちが賛否相半ばする懸案で総会を開けば、議論が沸騰~紛糾するのは自明のことだろうから、『現執行部=米長・中原体制』が名人戦や今回の女流独立等重要問題で右へぶれ左にぶれるのもまた止むを得ないのかも知れない。

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 *囲碁界には昔からあった『トーナメントプロ』(←プロ同士の闘いで賞金を争う)と『レッスンプロ』(←専らアマ相手の指導と普及に努める)との役割分担が将棋界で始まったのはほんの数年前である。

 今の時代、強くなったのは何もコンピューターソフトだけではなく、プロと比して遜色のない『情報の公開・流布』を受けて、アマ棋界も大変なレベルアップを遂げている。「勉強しないプロ」(←そんな人がいるとは思わないが)や「(年齢的に)峠を越えたプロ」は、言ってしまえば「時代についていけなくなっている」のである。

 以前述べたが、トーナメントへのアマの参入については、将棋連盟は自分たちだけの利権に執着することなくもっとフレキシブルに門戸を広げるべきであるというのが私の考えるところである。
 私たち将棋ファンは強い将棋を見たいのである。(石田九段のような名解説も無論不可欠だが。w)
 いや、女流ファンは「そうじゃない」と言うかも知れない。「若くて綺麗な人だったら将棋の強い弱いは関係ない」と。でもゴルフの藍ちゃんや桜ちゃんは若くて綺麗なだけじゃなくてゴルフも上手いよな。w 

 06/03/08の「米長発言」は女性を男性と同格に扱うというものでこれはこれで筋が通っているが、それならばこれと同じことを男性プロにも言うのが公正公平というものだろう。男女間で具体的にどういう収入格差がある(あった?)のか知らないが、「将棋の普及のために(?)」段位を乱発してまで女流を育成~利用して来たのは将棋連盟と新聞社等各種主催団体であるのは間違いない。

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 *ところで囲碁界とりわけ関西では、1950年来『日本棋院関西支部』と『関西棋院』(←理事長は塩じいこと塩川正十郎だ。w)とに分裂していてその理由も交通費問題が主要因だったというのである。w
 今もって別段「統合」するという話もないようだから、私は女流の『分裂』は一向に構わないと思っているが、問題は「いったい17人ポッチでやっていけるのかどうか」という一点にある。弱いプロはトーナメントでは食べられないのだから、交通費どころの騒ぎではない。

 「独立」を煽ったかと思うと、一転「恫喝」して分断を謀るなど、米長さんのやり方はフェアでないとは思うが、いったい新聞社等のスポンサーが付くのかどうか、ということである。
 「残留組との対抗戦」という企画などはどうだろう?
 本部は当然関西に移して『名人位の箱根越え』がなるかどうかを争うのである。w

 いや今は新聞社などよりwebの時代だからね、大手ブロバイダー等IT産業なら新しいコンテンツということでお金を出して貰えるんじゃないか?(甘い?ぁそ♪)

 まあ、やるだけやって駄目だったらまた混ぜてもらえばいいんじゃない?
 中井さん、ガンバよ♪ ぷいぷい。
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by eisakutyan | 2007-04-12 12:21