時事談義・イラスト・ミニアニメetc.


by eisakutyan
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暗殺。

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 *今日もまた暗く重たい話題を取り上げなければならないことは私にとって不幸なことである。私などの感覚では、いっちょうさんと言えば長崎市長、長崎市長と言えばいっちょうさんだった。この人は国連で「核と平和とは共存出来ない」と演説したほどの徹底的な「非核・反核」論者だったから、安倍ポン内閣の「口ひん曲げの麻生」などとは対極に位置する人だったが、政治的には(自民支持かどうか知らないが)保守派だったのである。そのいっちょうさんが山口組のヤクザに射殺された。政治的背後関係があろうと無かろうと、これは立派な政治テロであり政治的暗殺である。テレビ朝日・報道ステーションは城尾容疑者から事前に「伊藤市長を攻撃する」内容の分厚い封筒を(三通も?)受け取っていながら何も対応しなかった(出来なかった?)。日頃からふやけ切っている証拠である。そればかりか「うちは犯行予告を受け取っていたのだ!スクープだ!」とばかりに一旦は番組で「犯行予告」と放送しておきながら、余りの反響の大きさに「いや、あれは常日頃の恨みつらみを綴ってあっただけで、犯行予告ではありませんでした」などとすぐに前言を否定して取り繕ったのである。これを好意的に見ても古舘一派は嵌められたのである。アホだからである。

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長崎市長銃撃男、不当要求30回超す…市の拒絶に「不満」

 長崎市の伊藤一長市長(61)が銃撃されて死亡した事件で、逮捕された指定暴力団山口組系水心会会長代行の城尾哲弥容疑者(59)が長崎県警の調べに対し、自分が起こした交通自損事故や受注を狙った公共工事などを巡る市との複数のトラブルを挙げ、「いくつもの不満が重なって市長を撃った」と供述していることがわかった。

 車の修理代に関する不当要求は30回超に及び、最終的に支払わせようとした額は270万円に膨らんでいた。捜査本部は城尾容疑者が最近、経済的に困窮していたこともつかんでおり、犯行の引き金の一つになった可能性もあるとみている。

 これまでの調べによると、城尾容疑者は2003年2月、長崎市で高級乗用車のセルシオを運転中に、市道の陥没個所に前輪を落として破損させる事故を起こした。これをきっかけに、市役所に30回以上押しかけ、工事をしていた業者に補償をさせるよう、市に求めた。要求額は最終的に270万円まで増えたが、市は拒否した。

 一方、テレビ朝日に17日に届いた城尾容疑者名の文書によると、温泉施設の解体工事を受注できるよう要求していたが、これも実現しなかった。

 城尾容疑者は「いくつもの不満が重なって市長を狙って撃った。初めから殺すつもりだった」と供述している。

 また、城尾容疑者は、伊藤市長が事務所へ戻ってくる時間を見計って待ち伏せしていたこともわかった。使用した拳銃がアメリカ製の38口径回転式拳銃であることも判明。入手経路についても追及している。

 一方、城尾容疑者が会長代行を務めていた指定暴力団山口組系水心会の水田元久会長(64)は18日、長崎県警に同会の解散届を提出した。
(2007年4月19日3時1分 読売新聞)

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 平和の街 また凶弾 長崎市長撃たれる 支持者目前「パーン」 背後数発、血だまり 2007年4月18日(水)10:09 * 西日本新聞

 「パン、パーン」。選挙遊説を終えた伊藤一長・長崎市長(61)の背後から乾いた銃声が響いた。「市長が撃たれた」「早く捕まえて」。悲鳴と怒号が上がる中、うつぶせに倒れたまま動かぬ市長。選挙戦真っただ中の長崎市の繁華街は騒然となった。選挙期間中の首長を狙った前代未聞の凶弾。1990年に天皇の戦争責任発言で当時の本島等市長が撃たれた悪夢がよみがえった。 

 乾いた音をはっきりと聞いた。長崎市大黒町の伊藤一長氏の選挙事務所。午後7時50分ごろ、事務所で市長選の取材のため待っていた記者たちに事務所スタッフの女性が「市長が帰りました」と告げた瞬間だった。パン、パーンと、強く乾いた音が2、3回続いた。続けて大きな悲鳴が聞こえた。

 慌てて事務所の外に出た。玄関には火薬の強いにおいが立ち込めていた。伊藤市長は頭を事務所側に向け、うつぶせになって倒れていた。脇の間から次第に広がる血だまり。最初は頭をわずかに動かしていたが、その後ぴくりとも動かなくなった。

 事務所から10メートルほど離れた横断歩道には、何人もの人だかりができていた。男が事務所スタッフや通行人らに手や足をつかまれていた。男の足元には「早く捕まえて」と泣き叫ぶ女性がいた。後から人だかりに加わった制服警官の手には黒光りする拳銃が見えた。

 伊藤市長は10分後に到着した救急車に乗せられたが、両手を折るようにして胸の上に置いたまま、周囲の声にまったく反応を示さなかった。 (長崎総局・前田絵)

=2007/04/18付 西日本新聞朝刊=

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 伊藤氏の娘婿、長崎市長選に立候補を表明

 22日投開票の長崎市長選で、4選を目指していた伊藤一長市長(61)が銃撃されて死亡したことを受け、18日午後、市長の長女の夫で西日本新聞記者・横尾誠氏(40)が記者会見し、立候補を表明した。
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 市選管は市長の死亡に伴い、18日、公職選挙法に基づいて新たな立候補の受け付けを開始。投票日3日前の19日まで受け付ける。

 同市長選には、いずれも新人で大学非常勤講師・前川智子氏(59)(無所属)、前長崎市議・山本誠一氏(71)(共産)、主婦・前川悦子氏(57)(無所属)の3人が立候補している。
(2007年4月18日16時30分 読売新聞)

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 *cf.長崎市長HP 

 *cf.前回03年長崎市長選

 *昔日本社会党の浅沼稲次郎委員長を短刀で滅多刺しにして公然と「暗殺」した山口二也(←おとやと読む。当時17歳の日本愛国党党員だった。)を検索していたら次のようなサイトにぶち当たりました。→「革命とは暗殺を以て始まり、暗殺を以て終わる人事異動だ」磯部浅一

 *この事件を題材にして執筆された大江健三郎の小説=『政治少年死す』は右翼団体が作者・出版社を脅迫して出版を中止させたため、今に至るも一部の人にしか公開されていない。私は無論読んだことはない。これがこの国の『思想・表現の自由』の現況である。

 *ノーベル賞作家・大江健三郎の作品紹介

 謹んで伊藤一長さんのご冥福をお祈りします。合掌。
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by eisakutyan | 2007-04-19 08:05