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時事談義・イラスト・ミニアニメetc.


by eisakutyan
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政界再編&北朝鮮のペース。

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 *小沢さんは自由党の党首だったんだから「民主+自由」の合併で旧民主党はさながら「庇を貸して母屋を取られる」形になったのかも知れないなどと、事ここに及んで細かいことは言いなさんな。「政界再編」結構じゃないか。でもそれにはあくまで「参院選で野党が勝利する」という大前提があって、これがないとまたもや「野党だけの」政界再編成に終わること必定なり、なのである。いるかいないかわからない「自民内良識派(?)」にしたところで、わざわざ野党になるために割って出る勇気などこれっぽっちも持ち合わせていないだろう。さて三日後は統一地方選第一弾である。自称「センキョ通」に言わせると、この段階で5~10ポイントの差がついていると順位の逆転はまずないのだそうである。まだ大半の人が投票していない段階でそんなことが言えるというのも奇妙な話だが、松岡ら一連の内閣不祥事や安倍ポンの二枚舌があっても尚、自公を支持する人が減らないなどと、そんなわけがないじゃないかと常識人たる私は思うが、なんせ「情報化時代」真っ只中の今、さし当たっては情報相=世耕がこれからどんなトリックを使って巻き返しを謀って来るのか、皆さん注目しましょうね。w

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 小沢氏、最後の大勝負 再編に道か 党揺らぎ代表辞任か
2007年4月5日(木)16:53 (朝日新聞)

 小沢一郎氏が民主党代表になって7日で1年。参院選を「最後の大勝負」と位置づけ、国会よりも選挙とばかりに全国行脚に精を出す日々だ。ただ、党内には、こうした党首の姿勢に疑問符をつける声も消えず、「負ければ代表辞任」との見方が強い。勝って「政界大再編」に持ち込むか、敗れて党が揺らぐ事態を招くか。自民党離党から14年の政治人生を集約したような夏を迎える。

●連合と「蜜月」、地力固め

 お酒はぬるめの~、燗(かん)がいい~♪

 3月23日夜、高知市内のバー。おはこの「舟唄」をカラオケで熱唱する小沢氏に、連合高知の幹部が「最高!」と声を飛ばした。「連合とはピッタンコだ」と小沢氏も上機嫌だった。

 小沢氏は参院選に向け全国をめぐっている。平日だけで2月に11日間、3月は19日間。たいてい連合の高木剛会長か古賀伸明事務局長が同行している。1月の党大会後、小沢氏が高木氏に「一緒に歩いてほしい」と要請したのがきっかけだ。

 ねらいは「連合の県連化」だ。代表に就いた小沢氏は各地を回り、改めて党の地方組織が脆弱(ぜいじゃく)であることを思い知った。これでは参院選で「風」が吹いても、勝利をつかめない――。そこで、党最大の支持組織である連合に、足腰の弱さをカバーしてもらおうと思い描いたのだ。

 小沢氏と連合は、かつて手を携えて政界再編に突き進んだ間柄だ。93年に自民党を飛び出し、細川連立政権を樹立した時には、連合を接着剤に社民勢力と連携した。新進党で党内に亀裂が入ったときには、連合の旧同盟系の議員らが支えた。

 だが、逆に言えば、苦い経験を重ねてきたことにもなる。細川政権の崩壊、新進党解党……。どこまで小沢氏と歩調をあわせるか、連合も間合いをはかる。

 連合幹部は語る。「最後の勝負に賭ける小沢さんは連合と心中する気だが、連合は小沢さんと心中する気はない」

●シンパ増へ大勝狙う

 参院選で、与党を過半数割れに追い込むことは簡単ではない。民主党だけで50台の議席をとることが必要だとみられているが、小沢氏はここにきて「大きく勝ちたい」と漏らし、「60に限りなく近い議席をめざす」と繰り返す。

 わずかな議席差なら自民党が民主党や他の野党から引き抜き、過半数維持を画策する可能性がある。それを阻止したい、というのが理由のひとつだ。だが、政界大再編を見すえ、参院で「シンパ」を増やしておきたいという思惑も見え隠れする。

 小沢氏は2月、思い描く展開を「参院で過半数を握る。できれば、政界の再編まで持っていきたい」と明かした。国会で主導権を握り、法案は参院で通さない。自公政権を衆院解散に追い込み、そこで新たな再編を仕掛ける――。こうなると、民主党でも分裂が起きる可能性がある。

 小沢氏には、参院をめぐり苦い経験がある。92年の自民党竹下派の分裂騒動で、参院議員の多くが小沢氏に従わず、足場を築けなかった。その「弱点」を克服し、新たな再編に備えて参院民主党の「小沢化」を進めようというわけだ。

 小沢氏を知る財界人は、こう解説する。「彼は、今の民主党のまま政権を取ろうとは思っていない」

●党内の批判に歯がゆさ

 小沢氏の政治家人生には「分裂」という言葉がついて回る。96年には、新進党党首として総選挙に臨んだが敗北。党内の亀裂を深め、党解体という結末を迎えた。

 小沢氏はいま、忍耐を重ねて党内融和に努めていると、小沢氏を長年支えてきた政界関係者はいう。「様々な教訓を我がものとし、最後の戦いに挑んでいる」

 だが、就任1年を前に不満もくすぶる。

 3月28日には、国民投票法案をめぐり、枝野幸男・党憲法調査会長が「我が党は独裁政党ではない」と異論を唱えた。執行部主導で国会対応を決めようという小沢氏の手法に対してだ。

 小沢氏は記者団に「あんたがたの会社も、方針は取締役会で決めるんじゃないの。いちいち全社員集めて議論するのか」と説明したが、枝野氏の批判は党内に漂う空気を映し出したものでもあった。特に、世代交代の流れが逆行したと感じている中堅・若手には、党首討論を避け、都市より地方を重視する小沢氏は「古いタイプの政治家」に映る。

 このため、仮に参院選で敗れれば、代表辞任論は一気に高まることは避けられない。「『命を賭ける』と言っている。負けたら政治家を辞めるのでは」とささやく党幹部すらいる。

 思うようにならない党内事情に、小沢氏も歯がゆい思いを隠さない。「弱兵を率いる指揮官は結局、自ら先頭に立つしかないんだ」

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参院福島、沖縄の2補選が告示 夏見すえて、各党総力戦
2007年4月5日(木)13:57 (朝日新聞)

 参院福島、沖縄両選挙区の補欠選挙(いずれも被選挙数1)が5日、告示された。両選挙区とも自民、公明の与党側と民主党など野党側が対決する構図となった。与野党が過半数の議席確保をめぐって争う夏の参院選の前哨戦で、今回の結果は参院選の勝敗ラインを左右する。各党とも幹部が朝から選挙区に応援に入り、総力戦を展開。統一地方選の後半選挙とともに22日に投開票される。

 沖縄では、いずれも新顔の、海洋資源調査会社長の金城宏幸氏(68)、元連合沖縄会長の狩俣吉正氏(57)=民主、共産、社民、国民新など推薦=と、元那覇市議の島尻安伊子氏(42)=自民、公明推薦=の3人が立候補を届け出た。

 福島では、いずれも新顔の、元衆院議員の増子輝彦氏(59)=民主公認、国民新推薦=、元県議会議長の山口勇氏(69)=自民公認、公明推薦=、元福島市議の宮本しづえ氏(54)=共産公認=の3人が届け出た。

     ◇

 「本当に我々は公明党とともに全与党、本気の本気でこの戦いに臨んでいます」。自民党の中川秀直幹事長は5日朝、那覇市内の与党推薦候補の選挙事務所前で声を張り上げた。

 総定数(242)の半数が改選される夏の参院選で、与党側が現有の非改選議席57を含めて過半数を維持するには、現時点では65議席が必要。自民、公明両党とも「かなり高いハードル」(自民党幹部)とみている。だが、今回の補選で2勝できればこのラインが63議席に下がる。それだけに、告示前から中川氏や公明党の太田代表ら幹部が繰り返し両選挙区に入っているのをはじめ、両党国会議員を大量投入して支持団体をきめ細かく回っている。

 対する民主党にとっても、両選挙区とも野党系の議席だったことから、2議席死守が目標だ。菅直人代表代行は5日朝、那覇市内の野党推薦候補の選挙事務所前で「この1議席を獲得できなくては、7月の参院選で与野党逆転はあり得ない」と気勢を上げた。

 同党は沖縄は菅氏、福島は鳩山由紀夫幹事長と、両首脳をそれぞれ選挙責任者に据えた。鳩山氏は5日、福島市内で応援演説をした。沖縄には小沢代表も5日入り、てこ入れに懸命だ。小沢氏に対しては、党内から「もし補選に2敗したら、『参院選を小沢体制で戦えるか』という声が噴出する」(中堅議員)との声もあり、党内の求心力維持のためにも重要な戦いとなる。

 一方、共産党の志位委員長は5日朝、福島市内で演説し、「日本の針路を問う選挙だ。自民・民主の対決というが、対決の中身はない」と同党への支持を呼びかけた。

 福島は昨年9月に知事が談合事件で辞職し、同11月の出直し知事選に民主党の前参院議員が立候補したことに伴う補選。自民、民主、共産の3党がそれぞれ公認候補を擁立。各党とも地域間格差の是正を訴える。

 沖縄は、昨年11月の知事選に野党系参院議員が立候補したことに伴う補選。これまでの選挙と異なり、与野党の両陣営とも米軍基地問題よりも、格差是正や教育問題などを前面に訴えている。

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 金融制度の「常識」障害に=行き詰まる北のマカオ資金問題-送金反対口座保有者も
4月5日15時1分配信 時事通信

 【香港5日時事】マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)に預けられている北朝鮮関連資金が米朝間の凍結解除合意にもかかわらず、技術的な問題が障害となって返還作業が行き詰まっている。6カ国協議の再開はこの問題の解決が前提となるが、「金融界の常識に照らせば極めて困難」(業界関係者)で、作業難航は「当然予想されたこと」(同)だった。資金の受け入れ先となる中国銀行が取り扱いを拒否しているとされるだけでなく、そもそもBDAから資金を一括して動かせない状態だ。
 BDAで凍結されていたのは北朝鮮の貿易会社や銀行などの約50口座で、総額2500万ドル(約29億円)。このうち700万ドルは北朝鮮の外資系金融機関、大同信用銀行が保有しているといわれる。

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 2007/03/22-17:55 北朝鮮金融制裁とは

 米財務省が2005年9月、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)を北朝鮮によるマネーロンダリング(資金洗浄)など違法活動に協力した疑いがある金融機関に指定し、北朝鮮の資金を凍結させた事実上の制裁措置。米金融機関はBDAとの取引を停止。同行はマカオ当局の管理下に置かれ、北朝鮮関連口座の約2500万ドル(約29億円)が凍結された。
 北朝鮮はこれに反発し、核問題をめぐる6カ国協議を1年以上ボイコット。ミサイル発射や核実験を実施し対決姿勢を強めた。今年2月の6カ国協議で米国は30日以内の制裁問題解決を約束。今月19日には凍結資金全額を北朝鮮に返還することで米朝が合意したが、22日までに返還手続きが完了しなかった。(時事)

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  *北は外交上手であり、各種駆け引きの手練手管に長けていることは忠米一点張りの我が国の比ではない。
 何から何まで、ときによっては自国の危機までをも彼らは取引に使って来る。
 日米など、彼ら北と国交を樹立していない国は世界の少数派であることを日本のメディアは決して報道しようとしない。

 日本の「頼みの綱」たるアメリカは既に北への譲歩を開始したが、日本政府(←安倍ポン)は振り上げた拳(棒)を下ろすに下ろせず無様にあせっているという戯画が韓国紙『ハンギョレ新聞』に掲載されたのは昨年11月1日のことだ。

 アメリカが妥協した大きな原因の一つに、北が使用したとされる「偽ドル紙幣」の出処は実はCIAだったという「事実」を、両者の直接交渉の際突きつけられたからだ、という説があった。
 北のどこから情報を得ているのか知らないが、「北」問題専門家を自称する早稲田の某重村教授は「その可能性はない」とにこにこあっさり否定していたが、その根拠が私には薄弱に聞こえた。

 偽ドルはECから高精度の印刷機を購入すれば、或いは北でも印刷可能かも知れないが、アメリカは中東やアフガン・パキスタンに重要懸案を抱えている手前、この上北との緊張激化までは望んでいないというのが妥当な見方だろう。ボルトンなどの「行け行けどんどん」では最早到底コンセンサスなど得られないのである。

 アメリカの極東戦略の最大関心事は中国であって「忠犬=日本」ではない。北も当然その事実を押さえている。「六カ国協議」というが、アメリカ以下他の五ヶ国は日本に対して切れない牌(カード)はないと思っているようだ。何を切っても「安全牌」なのであるから、これは舐められて当然である。
 その中国は北の政権の急激な崩壊を望んではいない。「北からの難民」にこれ以上増えられたら困るのは自分だからである。

 今、米中は台湾問題があって「互いに互いを気遣う間柄」である。先の『朝生』での田原発言でわかったが「中国は(台湾海峡を挟んで対峙しているのは極東米軍であることなど、言えば軋轢の存在を隠し切れない)アメリカに関しては何も言いたくない」のである。アメリカとて同様である。仮に将来の「米中対立」が不可避であったとしても、今は殊更緊張を高める気など米中ともに毛頭ないのである。北をどうにかして「ソフトランディング」させたいというのが、米中共通の願望である。北の将軍さまはそこをよく弁えているのである。
 論証抜きに言うが、我が安倍ポンなどは所詮ボルトン程度の頭しか持っていないから、既に外交戦略で北の術中にあることは明白である。安倍ポンなどは北の将軍様の掌中にあるアホな孫悟空に過ぎないと思う。

 これは「最悪のシナリオ」という程ではないが、かつて電撃的な「頭越しの米中国交回復」があって初めて「日中国交回復」があったように、「米朝国交樹立」がないと「忠米亡国」の日本は全く動きようがないのかも知れない。
by eisakutyan | 2007-04-05 20:50